フルスクラッチとは?費用相場と失敗リスク、あえて今選ぶ全真相

フルスクラッチとは?費用相場と失敗リスク、あえて今選ぶ全真相

フルスクラッチとは?費用相場と失敗リスク、あえて今選ぶ全真相についての真相をお届けします。

華々しい成功事例の裏側で、開発現場はどのような現実に直面しているのでしょうか。大手SIerのチーフプロジェクトマネージャーや、現場で実装を担うシニアエンジニア、そして発注側の情シス担当者の取材を通じて、フルスクラッチならではの「光と影」が浮き彫りになっています。

都内のメガベンチャーで基幹刷新プロジェクトを率いた開発責任者は、当時の過酷さを次のように吐露しています。

「パッケージであれば最初から仕様書に『できること・できないこと』の枠組みがある。しかしフルスクラッチは真っ白なキャンバスです。発注側の各事業部が『あれも欲しい、これも譲れない』と声を上げ、要件定義の会議だけで1年近く空転しました。毎週のように仕様変更が重なり、現場の開発エンジニアからは『いつゴールに着くのか見えない』と疲弊の声が上がった。フルスクラッチの自由さは、明確なリーダーシップがない組織にとっては単なる凶器になります」

SNSやエンジニアコミュニティ(5ch、はてなブックマーク、Xなど)に投稿されるリアルな叫びを検証しても、「仕様が毎週変わりデスマーチに突入した」「受託ベンダーに丸投げした結果、自社にコードの挙動を理解できる人間が一人も残らなかった」といった生々しい体験談が後を絶ちません。制約がないということは、発注側にも「どのようなアーキテクチャで何を実現したいのか」を言語化する圧倒的なITリテラシーが求められることを意味しています。

松本 悠斗
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松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。