JR大阪駅のホームに降り立った瞬間から、迷宮の罠は始まっています。駅の基本構造を頭に入れていない利用者が最も陥りやすいミスは、JR大阪駅ホームから中央改札への最短動線を選択できず、全く別の改札に出てしまう現象です。
大阪駅の在来線ホーム(1〜11番のりば)はすべて高架の2階に位置しています。ここで重要なのは、ホーム上に存在する階段やエスカレーターが「上り」と「下り」の2方向に分かれている点です。上に向かうエスカレーターに乗ると、自動的に3階の「連絡橋改札口」へ運ばれてしまいます。中央改札口へ向かうためには、必ず「1階へ降りる階段・エスカレーター」を選択しなければなりません。
さらに現場で混乱を加速させるのが、1階へと降りる階段がホームの東西に複数存在することです。JR大阪駅構内図1階中央改札の配置を見ると明白ですが、ホームの「東寄り(京都・新大阪側)」に降りると「御堂筋改札口」へ、「西寄り(神戸・三ノ宮側)」に降りると「桜橋改札口」や「西改札口」へ出てしまいます。中央改札口へ抜けるためには、ホームの真ん中付近にある「中央口」と明記された下り階段を正確に選ぶ必要があります。この高低差と東西のポジショニングのズレこそが、迷走者を生み出し続ける根本的な原因です。