新宿歌舞伎町のアンダーグラウンドベニューでレギュラーイベントを主催するDJ兼プロデューサーのKAZUKI(24)は、この熱狂の核心を「無意味の肯定」だと分析する。
「メッセージ性や高尚な批評性なんて、今の若い子たちには荷物が重すぎるんですよ。社会問題も将来の不安も、昼間に散々突きつけられている。夜の4時間くらい、歌詞カードを読んでも何一つ意味のないフレーズに合わせて叫んだってバチは当たらないはずでしょう?」。シリアスさを剥ぎ取った純粋な享楽。それこそが、現代においてもっとも贅沢で、もっともラディカルな表現になり得ている。