日本一画数の多い漢字の真相|驚異の84画「たいと」実在説とPc入力法を徹底追及

日本一画数の多い漢字の真相|驚異の84画「たいと」実在説とPc入力法を徹底追及

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これほど複雑な文字になると、「一体どこから筆を入れればよいのか」という運筆の疑問が生じます。文部科学省の学習指導要領や『筆順指導の手引き』に84画の漢字が記載されているはずもありませんが、漢字の書道原則・筆順指導の標準ルール(「上から下へ」「左から右へ」)を適用することで、日本一画数の多い漢字 書き順の論理的な構造が導き出されます。

「たいと」の文字構造は、上部に「雲」が3つ、下部に「龍」が3つ配置された、いわゆる「品字様(ひんじよう)」の二重構造となっています。筆順の原則に忠実に従う場合、手順は以下の通りとなります。

  1. 上段(雲×3、計36画):まず最上部中央にある1つ目の「雲(12画)」を通常の書き順(雨冠から「二」「厶」へ)で書く。続いて上段左下の2つ目の「雲(12画)」、上段右下の3つ目の「雲(12画)」を順番に配置する。
  2. 下段(龍×3、計48画):上段の雲が完成した後、下段中央にある1つ目の「龍(16画)」を書く。続いて下段左側の2つ目の「龍(16画)」、最後に下段右側の3つ目の「龍(16画)」を書き上げる。

文字全体のバランスを保つための最大の難所は、正方形のマスのなかに6つのブロックを均等に収める空間配分です。筆記用具のペン先が0.5mm以上の場合、一般的な原稿用紙のマス目ではインクが潰れてしまい、文字の中央部が黒い塊と化してしまいます。極細のミリペンや毛筆の細密描写を用い、1画ごとの隙間をミクロン単位で意識しなければ、84画の骨格を成立させることは困難を極めます。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。