治療を検討する者が最も覚悟すべきは、時間と費用のコスト、そして鏡を見るのが嫌になるダウンタイムの長さだ。美容医療の現実は、SNSのビフォーアフター写真のように華やかではない。
鼻の組織は血流の巡り方が独特であり、レーザーや酸でアプローチした箇所は数ヶ月にわたって頑固な赤み(炎症後紅斑)を残すことが多い。場合によっては、一時的な色素沈着によって以前より凹凸が目立って見える期間すら存在する。1回の施術で劇的に改善することはまずあり得ず、最低でも半年から1年以上のスパンで、5回、10回と地道なステップを踏む必要がある。総額で数十万円から百万円近くの投資を求められるケースも珍しくない。それだけの代償を払っても、得られる結果は「100パーセントの消失」ではなく、「凹凸のエッジがなだらかになり、至近距離で凝視されなければ気にならないレベル(50〜70%の改善)」にとどまるのが医学的な事実だ。