現実世界での生きづらさを抱える子どもたちにとって、インターネットは救いであると同時に、危険な場所でもある。そこで今、注目を集めているのが、アバターを通じて参加するメタバース上の無料コミュニティだ。ここでは、容姿や現実の人間関係に縛られることなく、自分の好きなアートや音楽、学問について語り合うことができる。
専門のカウンセラーやモデレーターが常駐し、荒らし行為や不適切なアプローチを徹底的に排除するシステムが構築されている。あるNPOの担当者は「現実の教室では一言も話せなかった子が、バーチャル空間では生き生きとリーダーシップを発揮している」と明かす。孤立を防ぐセーフティネットが、デジタルの力で再定義されている。