成長期の選手にとって、軟式から硬式への移行期は大きな壁となる。硬式グラブは革が厚く芯材も硬いため、まだ握力の足りない中学生が無理に使えばグラブに振り回され、変な握り癖や手首の故障を引き起こすケースが後を絶たなかった。
この育成年代の悩みに真っ向からメスを入れたのが、ディー・クエストが提案する独自のサイズステップ設計だ。単に大人用を縮小しただけのジュニアグラブとは根本から異なり、中学生の骨格や指の太さ、ポケットの位置を綿密に計算。硬式球の強い衝撃をしっかり止めながらも、手を入れたその日から自然な握り込みができる柔らかさとコシを残している。高校の強豪校へ進学した球児たちが「中学時代にこのグラブで基礎を作れたから今の守備がある」と口を揃える背景には、現場に寄り添った設計思想がある。