婚姻のシンボルであるはずの指に、独身者や恋人がいない男女が指輪をつけるケースが珍しくなくなっています。当事者たちの意識調査やカウンセリング現場の声からは、興味深い左手薬指に指輪をつける独身の理由が浮き彫りになってきました。
女性に特に多いのが「不要なナンパや職場での恋愛トラブルを避けるための防波堤」としての着用です。既婚者を装うことで、望まないアプローチや詮索をスマートにシャットアウトできるという実利的なメリットがあります。また、人間関係のバリアとして機能させることで、精神的な安心感を得ている側面も見逃せません。
一方で、左手薬指に指輪をつける男性心理や恋人なし層の内面には、別の動機も働いています。「特定の目標をやり抜くための自己規律の証」や「ハイブランドのリングを自分のために購入したセルフラブの表現」など、自分自身との約束として左手薬指を選ぶ人が増えています。さらに、単に「指の太さのバランスとして左手薬指のサイズが最も美しくフィットした」というジェンダーレスなファッション感覚も一般化しています。