家族みんなで梅干しを取り入れる場合、年齢や体の状態に合わせたきめ細やかな配慮が必要です。
妊娠中のプレママにとって、梅干しの酸味はつわりの吐き気を和らげる心強い味方になります。酸味によって唾液分泌が促され、後味がスッキリするため重宝されますが、妊娠高血圧症候群を防ぐためにも塩分管理は普段以上にシビアでなければなりません。食べる場合は、料理のアクセントとして少量刻んで使うか、低塩タイプを半分〜1個程度に抑えるのが鉄則です。
一方、小さな子どもの場合は内臓機能がまだ未発達です。離乳食期(特に完了期前)は基本的に塩分が強すぎるため避けるべきであり、幼児食に移行した3歳〜5歳頃であっても、塩抜きをしたものをほんの耳かき一杯程度、あるいは風味付けとして少量混ぜる程度にとどめるのが賢明です。小学生以降であっても大人と同じ感覚で1個丸ごと与えるのは塩分過多になりやすいため、小粒のものを選ぶか、半分にカットして食卓に出す工夫が求められます。