2026年、同人カルチャーの金字塔である東方Projectはメモリアルイヤーを迎えた。SNSや動画共有プラットフォームでは「#東方30周年」のハッシュタグとともに、ファンが自慢のPCデスクセットアップを投稿するムーブメントが加速している。自作PCのLEDライティング、カスタムキーボードのキーキャップ、そして画面いっぱいに広がる鮮烈なイラスト。これらすべてが一体となり、個性の表現空間として機能しているのだ。
この現象の背景には、近年のゲーミングPC市場の拡大がある。日本国内におけるPCゲーマー層の急増に伴い、「画面の壁紙にこだわる」文化が当たり前の嗜みとなった。とりわけ、東方ファンにとってデスクトップは、大好きなキャラクターや幻想的な風景と常に共に過ごすためのプライベートな聖域なのだ。