なぜ小学校からHbが消えた?鉛筆の濃さの順番と硬度表記の真実

なぜ小学校からHbが消えた?鉛筆の濃さの順番と硬度表記の真実

なぜ小学校からHbが消えた?鉛筆の濃さの順番と硬度表記の真実に関するポイントを徹底的にまとめました。専門的な情報をご確認ください。

鉛筆の芯は、主に黒鉛(グラファイト)と粘土の配合比率によって硬さと濃さが決まります。粘土の割合が多いほど芯は硬く薄い線になり、黒鉛の割合が増えるほど芯は軟らかく濃い黒色を放ちます。

日本産業規格(JIS)で規定されている一般的な硬度区分は9Hから6Bまでの17種類ですが、国内最高峰の鉛筆として知られる三菱鉛筆の「ハイユニ」では、世界最多水準となる10Hから10Bまでの全22硬度をラインナップしています。

系統硬度(薄い順・硬い順)芯の特徴と主な用途H系(硬質)10H ← 9H 〜 2H ← H紙を削るほど硬く極めて薄い。精密製図、金属加工の下書き、リトグラフ用。中庸(標準)F / HB硬さと濃さのバランスが取れた万能型。かつての一般筆記・事務用の標準。B系(軟質)B → 2B 〜 9B → 10B黒鉛が多く軟らかく濃い。現代の学習用(2B・4B)、アート・デッサン用。

10Hと10Bを比較すると、その差は一目瞭然です。10Hは爪で引っ掻いてもほとんど黒くならず、金属板に極細の印をつけるような硬質さを誇ります。対して10Bはまるでクレヨンや木炭のように滑らかで、紙に乗せた瞬間に漆黒の線を描き出します。

中川 明日香
Author

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。