鉛筆の芯は、主に黒鉛(グラファイト)と粘土の配合比率によって硬さと濃さが決まります。粘土の割合が多いほど芯は硬く薄い線になり、黒鉛の割合が増えるほど芯は軟らかく濃い黒色を放ちます。
日本産業規格(JIS)で規定されている一般的な硬度区分は9Hから6Bまでの17種類ですが、国内最高峰の鉛筆として知られる三菱鉛筆の「ハイユニ」では、世界最多水準となる10Hから10Bまでの全22硬度をラインナップしています。
10Hと10Bを比較すると、その差は一目瞭然です。10Hは爪で引っ掻いてもほとんど黒くならず、金属板に極細の印をつけるような硬質さを誇ります。対して10Bはまるでクレヨンや木炭のように滑らかで、紙に乗せた瞬間に漆黒の線を描き出します。