開店と同時に店内に響く注文の声の多くは、数量限定の看板丼に集中します。なかでも開店直後に瞬く間に完売となる「朝一豊洲丼」や「まぐろ豪快丼」は、丼の縁を覆い尽くす刺身の分厚さと多種多様なネタの重なり合いで、訪れた者を圧倒します。
実際に提供される海鮮丼を実測すると、一般的な海鮮丼の刺身量が120g〜150g程度であるのに対し、野口鮮魚店の看板メニューでは250g〜350g超の刺身が惜しげもなく盛られています。赤身、中トロ、大トロ、白身、光り物、ウニ、イクラ、さらには豪快なエビや貝類が立体的に積み上げられ、ご飯にたどり着くまでに小皿へ刺身を退避させなければならないほどです。
セットで提供される、あるいは追加注文できる「あら汁」の存在も見逃せません。魚の骨やアラから徹底的に抽出された濃厚な出汁と、大鍋で煮込まれた身の旨味は、それ単体で一汁一菜の主役を張れるクオリティを誇ります。野口鮮魚店ランチメニューの満足度の高さは、単なる見た目のインパクトだけでなく、魚のプロが適切な包丁さばきと温度管理で提供する魚本来の旨味に裏打ちされています。