2005年9月21日にリリースされた『プラネタリウム』は、オリコン週間シングルランキングで自身2作目となる首位を獲得し、累計売上30万枚超、配信ではミリオンを達成する大ヒットを記録しました。この大躍進の引き金となったのが、同年10月期にTBS系列で放送された大ヒットドラマ『花より男子』のイメージソング(挿入歌)への抜擢です。
一般的に同ドラマの主題歌は嵐の『WISH』でしたが、劇中で主人公・牧野つくしと道明寺司がすれ違い、雨に打たれながら涙を流す切ない場面の数々で流れたのは、まさにこの『プラネタリウム』でした。あまりの親和性の高さから、視聴者の間では「実質的なもう一つの主題歌」と絶賛され、放送翌日にはCDショップや着うたダウンロードサイトにリクエストが殺到した記録が残っています。
当時の制作関係者は「疾走感のあるポップスで知られていた大塚愛が、ここまで繊細で情緒あふれる和風の叙情バラードを歌いこなした落差が、お茶の間に強烈なインパクトを与えた」と証言しています。花火の煙や星空の情景が目に浮かぶ哀切なメロディラインは、ドラマの切ない世界観を完璧に増幅させ、平成を代表する泣ける名曲としての地位を不動のものにしました。