興味深いのは、この熱狂が同世代の中高年層だけに留まらない点だ。タイパ(タイムパフォーマンス)を重視し、倍速視聴が当たり前となったZ世代の若者たちが、彼らの演技に足を止めている。
SNS上では、彼らの過去の出演作や、インタビューでのウィットに富んだ受け答えがショート動画として拡散され、数百万回再生を記録することも珍しくない。過剰な自己アピールをせず、背中で語るような「無駄のない色気」は、SNSの喧騒に疲れた若者たちの目に新鮮に映るのだろう。憧れとリスペクトが混ざり合った新しいファン層が、確実に形成されている。