スペイン語の文法書を開くと、1つの動詞に対して主語ごとに変化する膨大な活用表が目に飛び込んできます。ここで圧倒されて挫折する初心者が後を絶ちません。しかし、スペイン語日常会話フレーズの核となる要素を分解すると、自力で全ての動詞を活用させる必要がないことが分かります。
初心者が最速で意思疎通を果たす秘訣は、「活用済みの助動詞+動詞の原形(不定詞)」という構造に頼り切ることです。代表的なのが以下の3つのパターンです。
- Quiero + 動詞の原形(〜したい):「Quiero comer(食べたい)」「Quiero ir(行きたい)」
- Puedo + 動詞の原形(〜できる/〜してもいい?):「¿Puedo entrar?(入ってもいいですか?)」
- Voy a + 動詞の原形(〜するつもり/〜しに行く):「Voy a comprar esto(これを買う予定です)」
この3つの構文さえ頭に叩き込んでおけば、動詞そのものの活用に頭を抱える時間はゼロになります。伝えたい行動を辞書にある「原形」のまま後ろにくっつけるだけで、自分の要求や予定を的確に伝えることが可能です。
さらに日本人を後押しするのが、スペイン語基本文法と発音の親和性です。スペイン語の母音は日本語と全く同じ「A・I・U・E・O」の5音のみ。英語特有のあいまい母音(シュワ)や複雑な子音の連続がほとんどないため、スペイン語日常会話カタカナ読みをそのまま口に出すだけでも、現地でしっかり聞き取ってもらえます。