1999年9月、現役高校生にして「あなたのキスを数えましょう 〜You were mine〜」で鮮烈なデビューを飾った小柳ゆき。翌2000年4月にリリースした「愛情」でオリコンチャート2位を記録し、名実ともにトップシンガーへと駆け上がった彼女が、同年7月26日に満を持して世に送り出した5枚目のシングルが「be alive」でした。
小柳ゆき本人が作詞を手掛けたこの楽曲は、切なさと未来への強い祈りが交錯する重厚なバラードです。まだ10代半ばの少女が直面していた急激な環境変化、メディアの狂騒、そして歌い手としての孤独が、生々しい言葉となって綴られています。関係者の証言によると、レコーディングスタジオでは連日の過密スケジュールによる疲労が極限に達していたにもかかわらず、ブースに入った瞬間に周囲を圧倒する集中力を発揮し、神がかったテイクを残したと語り継がれています。
直後の2000年8月23日にリリースされた2ndアルバム『EXPANSION』は、この「be alive」や「愛情」を収録し、瞬く間に200万枚(ダブルミリオン)を突破。オリコンアルバムチャート初登場1位を獲得し、2000年の日本有線大賞受賞へとつながる決定打となりました。まさに平成の音楽バブルの頂点において、彼女の存在を唯一無二の歌姫として決定づけた金字塔と言えます。