定期テストで最も差がつくのが、主語の判別と敬語の識別です。敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧)と、誰から誰への敬意なのかを完璧に押さえましょう。
1. 「聞こえたまへば」の敬語と主語
・主語:藤原隆家
・敬語構成:「聞こゆ(謙譲語)」+「たまふ(尊敬語)」の最高敬語構成。
・敬意の方向:「聞こゆ」は隆家から定子への敬意、「たまふ」は筆者(清少納言)から隆家への敬意を表します。
2. 「問ひきこえさせたまふに」の敬語と主語
・主語:中宮定子
・敬語構成:「問ふ」+「きこえさす(謙譲語)」+「たまふ(尊敬語)」。
・注意点:定子から弟である隆家へ質問している場面ですが、皇族・中宮としての身分関係や会話の場を重んじ、謙譲表現が使われています。
3. 会話文中の「侍り」「候ふ」
会話文末の「侍り(はべり)」「候ふ(そうらふ)」はすべて丁寧語(〜です、〜ます、ございます)です。隆家が姉・定子に対して礼儀正しく敬語を使って話している点も押さえておきましょう。