登録販売者試験最大のミステリーといえるのが、都道府県別・地域ブロックごとの合格率格差です。同じ年度であっても、北海道・東北や関東・甲信越、関西、九州などのブロックごとに、合格率が50%を超える地域がある一方で、20%台前半にまで落ち込むブロックが存在します。
この極端な地域格差が生まれる理由は、主に次の3点に集約されます。
① 試験問題が全国共通ではなくブロックごとに独自作成される点:厚生労働省の「試験問題作成に関する手引き」に基づいて作成されますが、問題の難易度や出題文の言い回し、引っ掛けの巧妙さは各地域の作問委員会に委ねられています。
② 最新の手引き改訂の反映スピードと深度の違い:手引きが改訂された直後、改訂箇所をストレートに出題するブロックもあれば、実務事例を絡めた長文複合問題として難化させるブロックがあります。後者の地域では合格率が急落する傾向が顕著です。
③ 漢方処方製剤・生薬の出題比率の偏り:多くの受験生が苦手とする「第3章(主な医薬品とその作用)」において、暗記量の多い生薬や漢方の出題比率が高いブロックは、総じて合格率が低迷する構図が浮き彫りになっています。