Q1:痛みが強いときに少しでも早く治したいのですが、効果的なストレッチはありますか?
A1:激痛がある急性期には、いかなるストレッチも行うべきではありません。無理に患部を伸ばすと神経の挟み込みを悪化させます。痛みが引き始めた回復期に、壁に手をついてゆっくり胸を開く、あるいは深呼吸に合わせて肩甲骨を寄せる程度の極めて低負荷な運動から、痛みの出ない範囲で再開するのが鉄則です。
Q2:湿布は冷湿布と温湿布のどちらを貼るべきですか?
A2:受傷直後や熱感を伴う急性期には、熱を奪う目的で冷感湿布が適しています。一方、慢性的な姿勢不良や冷えが引き金となっている場合は、血流を促す温感湿布やカイロで温める方が筋緊張の緩和につながります。湿布に含まれる消炎鎮痛成分自体に大差はないため、肌のかぶれにくさや心地よさで選んで問題ありません。
Q3:何もしなくても自然に治りますか?受診のタイミングは?
A3:姿勢や筋肉のこわばりに起因する軽微な肋間神経痛であれば、患部を休めることで数日から1〜2週間程度で自然治癒することが一般的です。ただし、痛みが1週間以上まったく軽減しない場合や、皮膚のピリピリ感、安静時痛がある場合は自然治癒を待たず、発疹の有無なら皮膚科、体動時の痛みなら整形外科を受診してください。
Q4:左胸のチクチクした痛みは、心臓の病気とどうやって見分ければよいですか?
A4:肋間神経痛の多くは「指で押すと痛む場所がある」「体を左右にひねったり深呼吸したりすると痛みが変化する」という特徴があります。対して心筋梗塞や狭心症などの心臓疾患は、胸の奥を締め付けられるような圧迫感があり、姿勢を変えても痛みが変わりません。また、左肩や背中、顎への放散痛、息苦しさ、冷や汗を伴う場合は心疾患の可能性が高いため、迷わず循環器内科を受診するか救急要請を検討してください。