今年度から本格導入された新カリキュラムは、従来の縦割り教育の壁を大胆に打ち破った。看護、薬学、リハビリテーションなど、異なる専門分野の学生がチームを組み、一つの症例に対して多角的にアプローチする「多職種連携教育(IPE)」がその中核にある。現場に出てから学ぶのでは遅い。学生のうちから他職種の視点を理解し、協働する術を身につけることが狙いだ。
さらに、シミュレーション教育の充実ぶりも目を見張るものがある。最新のVR技術を用いた臨床実習シミュレーターが導入され、学生はリスクの高い医療行為や緊急事態への対応を、安全な環境で何度でも疑似体験できる。これにより、実習先でのパフォーマンスが飛躍的に向上したという。