結論から整理すると、駿台模試の過去問は「冠模試」を除いて一般の書店では市販されていません。大学受験の模試過去問に関する最大の誤解がここにあります。
駿台が実施している模試には、主に以下の区分が存在します。
- 駿台全国模試(ハイレベルな記述模試・年3回程度)
- 駿台全国判定模試(基礎〜標準レベルの網羅的模試)
- 駿台・ベネッセ模試(進研模試と駿台の共催による最大規模の模試)
- 大学別入試実戦模試(東大、京大、阪大、東北大、名大、九大、北大、医学部などの冠模試)
このうち、全国の書店やオンライン書店で公に購入できるのは、駿台文庫から刊行されている「大学入試完全対策シリーズ(通称:実戦模試演習・青本)」に収録された冠模試の過去問のみです。たとえば『東大入試実戦模試』や『京大入試実戦模試』などは、過去数回分の模試問題をまとめた冊子として毎年夏から秋にかけて最新版が店頭に並びます。
一方で、「第1回 駿台全国模試」や「駿台・ベネッセ記述模試」といった通常の模試問題は、一般流通ルートでの単体販売が一切行われていません。これらは模試受験者への当日配布、あるいは駿台予備学校の塾生・提携高校向けの教材としてクローズドに扱われているのが現実です。