では、具体的にどのような栄養素が不足すると、爪に黒い線が現れやすくなるのだろうか。最も注目すべきは、ビタミンB12や亜鉛、鉄分といったミネラル類だ。特にビタミンB12が不足すると、メラニン色素の代謝が正常に行われなくなり、爪に黒い縦線や色素沈着が引き起こされることが分かっている。
また、現代人に極めて多い「隠れ貧血」も原因の一つだ。鉄分が不足すると、爪が薄くもろくなるだけでなく、血行不良によって爪の成長が阻害され、色素の沈着を招きやすくなる。偏食や極端な糖質制限、あるいは忙しさにかまけたインスタント食品中心の生活が、指先にダイレクトに影響を及ぼしているのだ。