インターネット上の古い情報や一部の動画を見て、「自由に内部を探索できる廃墟」と誤認して訪れるケースが後を絶ちません。しかし、安全管理と遺構保全の観点から厳格なルールが敷かれています。
選鉱場の斜面遺構および建屋跡は、老朽化によるコンクリートの剥離や足場の崩落リスクがあるため、フェンスで囲まれた内部への立ち入りは全面禁止となっています。見学は整備された展望デッキおよびフェンス外の遊歩道から行う形となります。無断侵入は建造物侵入罪等の法的処罰の対象となるだけでなく、重篤な転落事故につながる危険性があります。
また、全景を上空から捉えようとするドローン撮影についても厳格な規定が存在します。神子畑選鉱場跡周辺での無人航空機の飛行にあたっては、航空法に基づく国交省への手続きに加え、管理者である朝来市教育委員会社会文化財課への事前届出・撮影許可申請が必須です。無許可でのドローン飛行や、一般来訪者の頭上・フェンス内低空での飛行は固く禁じられているため、事前の正規手続きを怠ってはなりません。