彼女の本名は城ヶ崎姫子(じょうがさき ひめこ)。連載初期の集英社による少女漫画をルーツに持ち、日本アニメーションが手掛けた日常系ギャグアニメの枠組みの中で、ひときわ異彩を放つ存在として描かれてきた。父親は貿易会社の社長で、家には洋風の大邸宅があり、愛犬のオードリーを可愛がっている。まさに誰もが羨む完璧なお嬢様像そのものだ。
だが、原作者であるさくらももこが吹き込んだキャラ付けは一筋縄ではいかない。城ヶ崎さんは、単なる「すました高嶺の花」ではないのだ。プライドが高く負けず嫌いな一面を持ち、自分の意に沿わない状況や無礼な態度に対しては、容赦のない毒舌や冷たい視線を浴びせる。この可憐さと苛烈さのギャップこそが、彼女の隠された魅力であり、長年ファンを魅了し続ける裏設定の核となっている。