日出高校の歴史を語る上で外せないのが、複数のトップタレントが偶然あるいは必然的に机を並べた「奇跡の同級生」エピソードです。一般的な学校ではあり得ない光景が、日常の教室で繰り広げられていました。
最も有名な事例の一つが、新垣結衣と多部未華子の関係性です。二人は高校の同級生であり、当時から非常に親しい間柄でした。後にバラエティ番組や対談などで多部未華子が明かしたエピソードによると、高校時代には互いの家を行き来し、卒業旅行として一緒に東京ディズニーランドへ出かけた仲でもあります。当時すでにブレイクを果たしていた二人が、制服姿で放課後を共に過ごしていた事実は、ファンの間でも伝説として語り継がれています。
また、テレビ番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)で大きな反響を呼んだのが、1994年生まれの「華の世代」です。女優の松岡茉優、ももいろクローバーZの百田夏菜子、歌手の家入レオ、元アイドリング!!!の朝日奈央らは同じクラスの同級生でした。番組内での松岡茉優の回想によれば、「教室の隅で百田夏菜子が太陽のように明るく人を惹きつける一方、自分は人間関係に悩みながら静かに観察していた」というリアルな告白がなされています。華やかな芸能界の裏で、思春期特有の劣等感や焦燥感を共有しながら切磋琢磨していた生々しい現場の空気が伝わる証言です。
さらに男性陣では、Kis-My-Ft2の玉森裕太の同級生にタレントの南明奈や女優の仲里依紗が在籍していた時期があり、体育祭や文化祭などの行事でも普通に言葉を交わす環境があったと伝えられています。一般人から見れば異次元の空間ですが、本人たちにとっては「仕事の重圧から一時的に解放され、同じ悩みを分かち合える唯一無二のピアグループ(仲間集団)」として機能していたことが窺えます。