大手通販サイトやSNS、レビューコミュニティに寄せられた実際の使用感、および現場の靴フィッターが聞き取った生の声からは、製品ごとの明確な得意分野と限界が浮かび上がってきます。
まず、ランナーや立ち仕事従事者から支持を集めるシダス(SIDAS)に関して、「かかとの骨がガチッとホールドされ、歩行時の着地ブレが消えた瞬間に痛みが激減した」という声が多く見受けられます。一方で、「土踏まずの樹脂シェルが硬すぎて、最初の3日間は足裏に違和感や張りが出た」という指摘もあり、足の柔軟性が著しく落ちている初期段階では、慣らし期間を設ける慎重さが求められます。
次に、日本の医療現場から生まれたソルボ(SORBO)シリーズ。愛用者の声では「かかとの突き上げ感が和らぎ、硬いフローリングを歩く際の恐怖が薄れた」と、衝撃吸収性能に関する満足度が非常に高い水準を誇ります。ただし、重度の偏平足を伴うユーザーからは「クッションは良いが、土踏まずが沈み込むのを押し戻す力は少し物足りない」という意見もあり、アーチが完全に倒れ込んでいる場合は後述するアーチサポート強化型との使い分けが必要です。
近年SNSを中心に注目を浴びるワークマンの機能性中敷きについては、「1,000円前後でこのクッション性は驚異的」「長時間の安全靴作業が圧倒的に楽になった」という好意的な評価が目立ちます。しかし、理学療法士は「健常者の疲労予防や軽微な違和感には有用だが、すでに足底腱膜に微小断裂や強い炎症を抱えている段階では、距骨下関節のサポート強度が足りず、根本改善には至りにくい」と分析しています。価格に応じた役割の切り分けが不可欠です。