施設の中央にそびえ立つガラス温室。一歩中へ入ると、むっとするような熱気と、青々とした植物の香りに包まれる。ここで主役を務めるのは、日本最大級のチョウ「オオゴマダラ」だ。黄金に輝く蛹(さなぎ)から孵った彼らが、優雅に、そして恐れることなく人の周りをひらひらと舞う。まるで時間がゆっくりと流れているかのような錯覚を覚える瞬間だ。
温室内は常に一定の温度に保たれており、季節を問わず南国の昆虫たちを間近で観察できる。写真映えするスポットとしても人気だが、単にカメラを向けるだけでなく、彼らの羽ばたきが起こす微細な風を肌で感じてほしい。