このアイスがこれほどの国民的ブームへと昇華した背景には、インターネットと動画メディアの存在がある。特に大きな影響を与えたのが、人気鉄道YouTuberのスーツ (YouTuber)氏だ。
スーツ氏は自身のYouTubeチャンネルにおいて、新幹線の車内でアイスの硬さに悪戦苦闘する様子や、木製スプーンが折れそうになる検証動画を度々配信。軽妙なトークとともに紹介された動画は数百万回再生を記録し、「新幹線に乗ったらカタイアイスに挑戦する」というカルチャーを若者世代にまで一気に広めた。
SNS上では「#シンカンセンカタイアイス」のハッシュタグとともに、スプーンが刺さらずに立っている写真や、溶けるまでの時間を計るタイムラプス動画が次々と投稿された。旅の記録をシェアする現代の文脈において、このアイスは最高の鉄道旅行グルメとして不動の地位を築いたと言える。