Q1:一級建築士を取得後、すぐに構造一級建築士の講習を受講できますか?
A1:受講できません。一級建築士としての登録を受けた後、構造設計に関する実務経験を通算5年以上積むことが受講資格として法律で義務付けられています。実務経験の内容は受講申込時に厳格に審査されます。
Q2:独学での修了考査合格は可能ですか?必要な勉強時間はどれくらいですか?
A2:実務で日常的に構造計算を行っている技術者であれば、独学での合格は十分に可能です。ただし、過去問研究や法適合確認の判定基準を網羅的に整理するため、最低でも200〜300時間程度の勉強時間を確保することが推奨されます。実務経験の偏りがある分野は、民間の直前対策講座等を併用する受験者も多く見られます。
Q3:法改正後、木造建築の分野でも構造一級建築士の出番は増えていますか?
A3:劇的に増えています。中大規模木造建築(CLT工法や耐火木造ビルなど)の普及に加え、建築基準法の見直しによって木造建築物の構造安全性に対する審査が大幅に厳格化されました。鉄骨やRCだけでなく、高度な木造構造計算をこなせる構造一級建築士は極めて貴重な存在となっています。
Q4:構造設計一級建築士の高齢化が進んでいると聞きましたが、本当ですか?
A4:事実です。資格創設時に移行措置等で取得した世代が一斉に70代前後を迎え、第一線を退きつつあります。全国の保有者数は横ばいまたは微減傾向にあり、現場を支える30代・40代の若手・中堅資格者の希少価値は近年稀に見るレベルまで跳ね上がっています。