瀬戸内海を見下ろす「絶叫の孤城」はなぜ生き残るのか?令和のテーマパーク淘汰の嵐で鷲羽山ハイランドが黒字を叩き出すカラクリ

瀬戸内海を見下ろす「絶叫の孤城」はなぜ生き残るのか?令和のテーマパーク淘汰の嵐で鷲羽山ハイランドが黒字を叩き出すカラクリ

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なぜ瀬戸内海の真ん中でブラジルなのか。園内に一歩足を踏み入れれば、その疑問を考える暇もなく本場ブラジル人ダンサーたちのステップに巻き込まれる。1990年代初頭、過酷なレジャーブームの中で生き残りをかけて導入されたこのコンセプトは、半世紀近くを経て園の「魂」として定着した。

特筆すべきは、洗練されたテーマパークには絶対に存在しない「人間味の過剰さ」だ。マニュアル通りのお辞儀や整えられた笑顔ではない。ダンサーやスタッフがゲストの腕を引き、一緒に踊り、ビンゴ大会で本気で叫ぶ。

高度に自動化され、AIやロボティクスが接客を代行する2026年だからこそ、この圧倒的なフィジカルの熱量が強烈な価値を持つ。来園者はアトラクションに乗りに来ているのではない。都会で麻痺した感情を、底抜けに明るい南米のグルーヴで再起動しに来ているのだ。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。