かつてのトレードマークだった甘いマッシュスタイルから、現在の道枝駿佑は明らかに次のフェーズへと歩みを進めている。今季のベースとなっているのは、襟足を適度に残しながらレイヤーを低めに設定したネオ・ソフトウルフだ。
重すぎず、軽すぎない。毛先が首元に沿って自然に遊ぶカットラインは、持ち前の長い首と端正なフェイスラインを際立たせる視覚効果を生む。そこに加わるのが、まるで元々のくせ毛であるかのように揺れる極ゆるのニュアンスパーマだ。作り込まれた束感ではなく、手ぐしで崩した瞬間に生まれる不完全な美しさこそが、2026年版スタイルの真骨頂といえる。