ネット上の情報やライト層の認識においては、しばしば「ただのイロモノ担当」「エアーバンドだから体力を持て余しているだけ」といった短絡的な見解が散見されます。しかし、現場の舞台裏や長期的な活動実績を詳細に検証すると、そうした認識がいかに的を射ていないかが明白になります。
第1の盲点は、エアーバンドにおけるドラマーの役割です。音を出さないからこそ、ステージ上では視覚的なグルーヴ感と躍動感を全身で表現し続ける必要があります。2時間を超えるワンマンライブにおいて、最初から最後まで全力で観客を煽り、アクロバティックに動き回る運動量は、本職のドラマー以上に強靭な心肺機能を要求されます。
第2の誤解は、「SASUKEや筋トレは単なるタレントの売名行為」という見方です。番組関係者や共演する一般有力選手たちの証言によると、樽美酒研二はセットのシミュレーション施設に足繁く通い、手のひらの皮が剥け血豆を作りながら泥臭く練習を重ねています。一切の特別扱いを拒み、1人の挑戦者として真摯に競技と向き合う姿があるからこそ、SASUKEコミュニティ全体から絶大なリスペクトを勝ち得ているのです。