実習棟に入ると、かつての「油の匂い」に混じって、どこか無機質なクリーンルームの空気が漂う。機械科や電気科といった伝統的な学科の枠組みを超え、半導体製造プロセスを基礎から学ぶ特別プログラムが本格始動している。生徒たちが身にまとうのは、油汚れを防ぐ作業着だけではない。塵一つ許さない防塵服だ。
教育現場のデジタルシフトも急速に進む。3DプリンターやCADの操作はもちろん、生産ラインの効率化をシミュレーションするためのデータ分析授業も導入された。現場の教師たちは口を揃える。「教える側も日々勉強です。昨日までの常識が、今日には通用しなくなる世界ですから」。