鼻の下から上唇までの溝である「人中(じんちゅう)」が間延びして見える現象も、矯正後の違和感として頻繁に挙げられます。実際に皮膚そのものが物理的に伸びるケースは稀ですが、人中が伸びて見える仕組みには唇の角度変化が関与しています。
前歯を後方に引っ込めると、めくれ上がっていた上唇が内側に巻き込まれるように倒れ込みます。これにより赤唇(赤い部分)の面積が狭まり、鼻の下から唇の境目までの距離が視覚的に長く強調される錯覚が生じます。人中が長く見えると顔の下半分が間延びし、実年齢よりも老けた印象を与えがちです。
また、美の基準とされるEライン崩れの評判と口コミを検証すると、「横顔のラインを気にしすぎるあまり、前歯を下げすぎて口元が窪んでしまった」という声が目立ちます。日本人は欧米人に比べて鼻が低く顎が後退しやすい骨格特性があるため、画一的なEライン基準に合わせて前歯を下げすぎると、かえって貧相な横顔になり後悔する結果を招きます。