都内の離乳食指導に携わる管理栄養士は、「早く大人と同じものを食べさせたいという焦りから、完了期前に急に水分を減らしてしまうケースが目立つ」と指摘する。粒感が急激に強くなると、子どもは噛むことを諦めて丸呑みするか、あるいは口から吐き出してしまう原因になるという。
理想的なのは、1〜2週間単位で少しずつ水の比率を落としていくグラデーションだ。3倍飯からスタートし、水分を2.5倍、2倍、1.5倍へと緩やかにシフトさせる。目安は「バナナの硬さ」から「肉団子の硬さ」へのステップアップだ。子どもの排便状態や、食後にそのまま粒が便に出ていないかを観察しながら、スプーンに乗せたときの傾き加減で水分量を微調整していく感覚が求められる。