ファッション界を席巻した「バレエコア」のトレンドは、2026年の今、より深くグラフィックの世界に沈着した。
リボンやトウシューズのモチーフは、もはや甘口のガーリースタイルだけのものではない。少しダークで退廃的なトーンを帯びた線画、あるいはサイバーパンクな色彩とクラシックバレエの肢体を衝突させた実験的なグラフィックが、Z世代を中心に熱烈な支持を集めている。儚さと強靭さ。相反するふたつの要素が、シャープな描線の中で奇妙な緊張感を保ち続ける。
日常の服を着た少女がふとした瞬間に見せるドゥミ・ポワントの立ち姿。そんなストリート感と伝統舞踊のハイブリッドを描く作品が、InstagramやX(旧Twitter)で数万リポストを記録することも珍しくない。