日本代表のピッチ内に目を向けると、現在のチーム力は歴代最強との呼び声に恥じない充実ぶりを誇っています。森保ジャパン招集メンバー候補の顔ぶれを見れば、そのほとんどがイングランド・プレミアリーグ、ドイツ・ブンデスリーガ、フランス・リーグ・アン、イタリア・セリエA、スペイン・ラ・リーガといった欧州5大リーグの第一線で主力を張る選手たちです。
チームの屋台骨を支えるのは、リヴァプールで中盤の防波堤として君臨するキャプテン・遠藤航選手、そして攻撃の核となる三笘薫選手(ブライトン)と久保建英選手(レアル・ソシエダ)の2大アタッカーです。かつての日本代表が抱えていた「決定力不足」「個の打開力不足」という課題は、世界トップレベルのサイドバックを1対1で凌駕する彼らの突破力によって過去のものとなりつつあります。
さらに注目すべきは戦術の柔軟性です。カタールW杯で見せた堅守速攻の5バック(3バック)システムをさらに攻撃的にブラッシュアップし、相手の出方に応じてボール保持とハイプレスを使い分けるハイブリッドな戦い方を完成させました。守田英正選手らの戦術眼がピッチ上での自律的な修正を可能にしています。
気になるサッカー日本代表ベスト8の可能性について、欧州のデータ分析機関や海外ブックメーカーの評価は一貫してポジティブです。本大会の参加国が48カ国に拡大したことで、決勝トーナメントは従来の1回戦(ラウンド16)の前に「ラウンド32」が追加され、ベスト8へ到達するためにはノックアウトステージで2勝を挙げなければなりません。試合数が増加する過酷なレギュレーションにおいて、ターンオーバーを敷いてもチーム強度が落ちない日本代表の層の厚さは、他国に対する極めて強力なアドバンテージとなります。