虫歯じゃないのに歯が激痛!非歯原性歯痛の決定打と受診先の見分け方

虫歯じゃないのに歯が激痛!非歯原性歯痛の決定打と受診先の見分け方

虫歯じゃないのに歯が激痛!非歯原性歯痛の決定打と受診先の見分け方の重要ポイントをご紹介します。最新トレンドがチェックできます。

SNSや大手知恵袋などのコミュニティでは、原因不明の歯痛に苦しむ人々の切実な投稿が後を絶ちません。現場の医療現場を取材すると、患者たちの孤立と診断の難しさが浮き彫りになります。

「激痛で耐えられず、別の歯医者に駆け込んだら神経を抜かれた。それでも痛みが止まらず、結局抜歯されたが痛みは全く変わらなかった」(40代女性・SNS投稿より)
「ロキソニンを1日何錠も飲んでも1ミリも効かない。夜間に救急外来へ行っても『当直医では歯は診られない』と門前払いを食らった」(30代男性・コミュニティ掲示板より)

こうした悲痛な証言が示す通り、最も恐ろしいシナリオは不要な不可逆的治療(神経の抜髄や抜歯)が行われてしまうことです。歯科医師側も患者の「この激痛を今すぐ止めてくれ」という懇願に押され、見かけ上わずかに怪しい歯を処置してしまうケースが過去に多発しました。しかし、原因が歯にない以上、歯を抜いても痛みは1%も軽減しません。それどころか、抜歯による局所的な神経損傷が加わり、さらに難治性の痛覚変調性疼痛へと悪化する悪循環に陥る危険すらあります。

さらに見落とされがちなのが、歯根破折(しこんはせつ)の存在です。神経を過去に抜いて脆くなった歯の根元に細い亀裂が入っている場合、初期の段階では通常の「2次元デンタルレントゲン」には影が映りません。患者が「噛むと激痛が走る」と訴えても画像上は白となり、「原因不明」と診断されてしまうのです。この場合、精密な歯科用CT(CBCT)を撮影して初めてマイクロクラック(微小亀裂)が判明します。画像診断の限界が、患者のネット上の混乱に拍車をかけているのが実情です。

吉田 誠
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吉田 誠

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