大雨時における佐野市内の危険性は、河川の氾濫だけにとどまりません。排水路の処理能力を超える雨が降ることで発生する「内水氾濫」と、JR両毛線や東武佐野線をくぐる立体交差道路(アンダーパス)の冠水です。栃木県佐野市冠水道路状況を取材すると、地域住民から切実な証言が寄せられています。
「2019年の災害以降、雨雲レーダーの通知が鳴るたびに胸がざわつく。特に高萩町周辺や富岡町の交差点、大橋町付近のアンダーパスは、ちょっと強いゲリラ豪雨が来ただけですぐにタイヤの半分近くまで水が溜まる。夜間は水深が目視できず、前の車が進んでいるからと付いていって立ち往生した車を何台も見た」と地元ドライバーは語ります。
SNSやネット掲示板上でも、「佐野新都市周辺のアウトレット渋滞と豪雨が重なり、道路が川のようになって完全に身動きが取れなくなった」「雨雲レーダーでは黄色(並みの雨)なのに、アンダーパスはすでに通行止め表示が出ていた」といった報告が相次いでいます。佐野市大雨洪水警報最新ニュースが発表された直後は、平野部の幹線道路であっても側溝から水があふれ出し、冠水トラップが各所に形成される現実を強く認識しなければなりません。