ネット上の掲示板やSNSでは、時折「神戸市街地の名門校に比べ、地方の公立校は大学受験で情報格差があるのではないか」という懸念が語られます。しかし、現場の取材結果はこの俗説を真っ向から否定しています。
第1の盲点は、指定校推薦枠の質と量です。小野高校には、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、同支社大学など、首都圏・関西圏の主要私立大学から極めて豊富な指定校推薦枠が毎年付与されています。一般選抜で難関国公立を狙う生徒が大多数を占めるため、上位層が国公立一般入試に回り、推薦枠に思わぬ余裕が生じる傾向があります。
第2の盲点は、科学探究科と普通科の関係性です。「学科間で壁があるのではないか」と心配する声もありますが、部活動や学校行事(蜻蛉祭など)、生徒会活動はすべて合同で行われます。科学探究科の学術的な熱量が普通科の生徒にも好影響を与える一方で、普通科の多彩な個性も学校全体の活気に貢献しており、健全な相乗効果が生み出されています。