北陸新幹線に投入されている「E7系(JR東日本所属)」および「W7系(JR西日本所属)」は、旅客サービスの標準装備が極めて高い水準で統一されています。特筆すべきは、普通車自由席であってもすべての座席にAC100V電源コンセントが設置されている点です。
東海道・山陽新幹線の従来型車両のように「窓側席や最前列・最後列を奪い合わなければ充電できない」というストレスがありません。窓側のA席・E席は壁面に、中央のB席および通路側のC席・D席は前席の背面または座席間の肘掛け下にコンセント口が用意されています。移動中にノートPCを広げて作業したいビジネスパーソンにとって、どの席に座っても電源が確保できる点は絶大なメリットです。
普通車の座席配列は通路を挟んで「2列+3列」の5アブレスト仕様(A・B・C / D・E)です。シートピッチ(座席前後間隔)は1,040mmとゆったりした寸法が確保されており、足元に手荷物を置いても窮屈さを感じさせません。さらに、上下にスライド可能な可動式ヘッドレストが標準装備されているため、長時間の移動でも首への負担が軽減されます。
車内空間の使い勝手において、座席表上の「ベストポジション」を挙げるならば以下の位置になります。
- 特大荷物やスーツケースがある場合:客室の最後列席(奇数・偶数号車とも車端部)。背後のスペースに荷物を収容しやすく、リクライニングを気兼ねなく倒せます。
- 乗降のスムーズさを重視する場合:客室の最前列席。ドアへのアクセスが最短で、大型テーブルが壁面に設置されているため作業スペースが広く使えます。
- 静寂性を求める場合:客室の中央付近(7列〜11列目)。デッキドアの開閉による外気や足音の影響を受けにくく、落ち着いた環境が保たれます。