徳島県知事として地方行政の舵を取る夫・後藤田正純氏。激動の政治人生を歩む夫と女優の妻が一致団結していたのが、「勉強を強制しないが、学ぶ背中は見せる」という独自の家庭哲学だ。
象徴的だったのは、水野自身が40代後半にして大学へ再入学した出来事だろう。短大時代に取得した資格を土台に、学び直しの姿勢を自ら実践してみせた。口先だけで「勉強しなさい」と叱責する親が多い中、母親自身が机に向かって課題と格闘する姿を日常として見せる。これ以上の生きた教材はない。政治と芸能という、ある意味で浮世離れした世界に身を置く夫妻だからこそ、実利と教養の重要性を誰よりも痛感していたに違いない。