株式会社セレマといえば、関西圏で圧倒的な知名度を誇る冠婚葬祭互助会システムが有名です。月々数千円の掛け金を積み立てることで、将来の葬儀費用を大幅に割り引く仕組みですが、ネット上では誤解に基づいた批判も見受けられます。
最も典型的な誤解が、「互助会を完済していれば葬儀費用は1円もかからない」という思い込みです。互助会の契約内容はあくまで「祭壇や棺、基本装飾などの特定役務の提供」であり、火葬料、宗教者へのお布施、料理・返礼品、ドライアイスの追加分などは対象外となります。この契約範囲の線引きを理解していない遺族が、施行後に「積立金があったのに追加費用を請求された」と不満を漏らすケースが後を絶ちません。
また、過去に加入したものの他社で葬儀を行うことになった場合の解約手数料についても正しく認識しておく必要があります。割賦販売法に基づき解約返還金は保護されているものの、一定の解約手数料が差し引かれます。親族がセレマの互助会に加入しているか否かは、生前の重要書類整理の段階で必ず確認し、名義変更や利用意思のすり合わせを行っておくことが賢明です。