過去の遺物として博物館に収まることを拒絶し、令和のタイムラインを引っ掻き回す狂気の料理講師。彼女の暴走を単なる「懐かしの90年代ブーム」として消費し尽くすのは簡単だ。しかし、このリバイバル現象が突きつけている刃は、もっと深いところにあるのではないか。
私たちはいつの間にか、正しさと引き換えに何か決定的な野生を手放してしまったのではないか――そんな問いが、キャシーの甲高い怒号の残響とともに胸に突き刺さる。正解ばかりが求められる窮屈な時代に、食材を投げ捨て、机を蹴り上げるあのアナログの怪物が放ったデタラメなエネルギーは、今なお私たちの退屈を容赦なく打ち砕き続けている。 (出典: キャシー 塚本(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る