四国の中央部に位置する地形柄、大雨による土砂災害や将来的な南海トラフ巨大地震への対策は、町の生命線とも言える最優先課題だ。本山町の庁舎は、大規模災害の発生時にも行政機能を絶やさない堅牢な防災砦として緻密に設計されている。
屋根一面に配置された太陽光パネルと大容量の蓄電システム、そして独立した非常用電源装置を備え、大規模な電力遮断が起きても最低2週間以上は通常業務および避難指揮を継続できる。さらに、吉野川の水源を活用した給水ラインや高度な衛星通信設備を完備。万が一、周囲の道路網が断絶して町が孤立するような事態に陥っても、自立して救援活動を統括できる備えが整っている。