犬のてんかんにさつまいもは危険?良かれの一口が発作を招く衝撃の真相

犬のてんかんにさつまいもは危険?良かれの一口が発作を招く衝撃の真相

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2026年現在の小動物神経病学において、中鎖脂肪酸(MCT)を活用したケトジェニック食事療法は、難治性てんかんに対する有力な補助療法として広く定着した。ブドウ糖に代わるクリーンなエネルギー源として「ケトン体」を脳に供給し、神経興奮を抑制するGABAの産生を促進するアプローチだ。

ここにおいて、さつまいもは明確な「矛盾」をはらむ存在となる。ケトン体を効率的に生み出すためには、炭水化物の過剰摂取を意図的に抑えなければならない。せっかくMCTオイルや療法食でケトーシス状態を維持しようとしている最中に、糖質の塊であるさつまいもを与えれば、体は即座に糖代謝へとスイッチし、血中ケトン体濃度は瞬時に急降下する。

一方で、極端な糖質制限がストレスとなり、コルチゾールの分泌を介して発作を引き起こすタイプの中型〜大型犬も存在する。すべての犬に一律のケトジェニックが効くわけではない。この個別性こそが、臨床判断を難しくしている元凶だ。

小林 直樹
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小林 直樹

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