鉄道を利用した名古屋経由ルートは、所要時間の正確性と移動中の快適性において最も盤石な選択肢です。
中部国際空港駅から名鉄名古屋駅までは、全車特別車両の名鉄快速特急「ミュースカイ」を利用すれば最速28分。一般特急(一部特別車)でも約35分で到着します。車内は清潔で荷物スペースも完備されており、リクライニングシートで落ち着いた時間を過ごせます。
名鉄名古屋駅に到着したら、地下コンコースを経由して隣接する近鉄名古屋駅へ移動します。名鉄の中央改札口を出て左手の地下通路を進めば、わずか数百メートルで近鉄の地下正面改札に到達します。キャリーケースを押していても10分あれば十分に乗り換えが可能です。
近鉄名古屋駅からは、伊勢志摩方面へ向かう近鉄特急に乗車します。伊勢市駅までの所要時間は約1時間25分。ここで注目したいのが、運行される特急列車のバリエーションです。
日常的に運行されている汎用特急や「伊勢志摩ライナー」のほか、日本最高峰の観光特急として名高い「しまかぜ」が午前中に1便運行されています。しまかぜの本革プレミアムシートやカフェ車両で過ごす時間は、単なる移動を一級の観光体験へと変えてくれます。
コストを極限まで抑えたいバックパッカーや学生旅行者には、「名鉄の急行・一般特急(980円)+近鉄の急行(1,750円)」を乗り継ぐ最安テクニックが存在します。特急料金(名鉄ミューチケット450円+近鉄特急券1,440円=計1,890円)を完全に浮かせることができ、トータル2,730円で伊勢市駅まで辿り着けます。所要時間は約30分ほど延びますが、浮いた費用を参道での食べ歩きや名産品のお土産代に回せるメリットは無視できません。