全国の高等学校の中でも極めて稀有な学科として、県内外から熱烈な志望者を集めるのが「食育実践科」です。普通科目の学習と並行して本格的な調理・栄養理論・食品衛生を学び、卒業と同時に国家資格「調理師免許」を取得できる点が最大の強みです。
食育実践科の偏差値は48〜50前後と、学力試験のハードル自体は極端に高くありません。しかし、プロ仕様の一流厨房設備が揃った調理実習室、一流ホテルの総料理長や専門店のシェフを招いた特別講義など、教育環境の充実度は専門学校顔負けです。そのため、将来の夢が料理人、パティシエ、栄養士、食品プロデュースと定まっている受験生にとっては、偏差値の多寡を超えた第一志望先となります。
卒業後の進路は、帝国ホテルをはじめとする名門ホテルや有名レストラン、料亭への直接就職はもちろん、管理栄養士養成課程を持つ女子栄養大学などの四年制大学や短期大学、専門学校への進学など多岐にわたります。近年は「食と健康」への社会的な関心の高まりから、女子生徒を中心に安定した人気を維持しています。