築城基地航空祭を語る上で、避けて通れないのが「移動の壮絶さ」だ。最寄りのJR日豊本線・築城駅は、普段は静かなローカル駅。それがこの日ばかりは、首都圏の通勤ラッシュをはるかに凌駕するカオスと化す。
今年、現場ではICカードのタッチミスを防ぐための臨時改札や特急列車の臨時停車など懸命なピストン輸送が敷かれたものの、帰路のピーク時には駅舎に入るまで2時間待ちの長蛇の列が発生した。解決策は極めてシンプル、かつ過酷だ。「ブルーインパルスの最後の課目を見届けずにゲートを出る」か、あるいは「基地内で夕暮れまで屋台の唐揚げを突つきながら完全撤収を待つ」か。中途半端に動いた者がもっとも手痛い足止めを食らう。来年以降の参戦を企てるなら、タイムスケジュールへのシビアな割り切りが必須だ。