埼玉県坂戸市に位置する「坂戸グラウンド」。東武東上線の駅からほど近い広大な敷地に、両翼95m超の専用球場、ナイター照明、室内ブルペン、ウエイトトレーニング施設、そして選手寮がコンパクトに集約されています。ここはまさに、部員たちが汗を流す城西大学野球部の中枢です。
現地を訪れると、午前中の全体練習や自主練習から活気ある声が響き渡ります。目を見張るのは、グラウンドの片隅でタブレット端末を囲み、投球フォームの軌道やリリースポイントの角度を選手同士で議論している光景です。上級生が下級生に頭ごなしに命令するような姿は見られず、同じポジションのライバルでありながら技術論を忌憚なく交換するカルチャーが根付いています。
寮生活においても、かつて大学球界の悪弊とされた過度な雑務負担は徹底的に見直されています。栄養士が監修した食事管理プログラムが導入され、体重増量や体脂肪コントロールが日々の体重計データとアプリで連動。過密な学内スケジュールと部活動を両立させるため、休息の質の確保がチーム全体で最優先事項として位置づけられています。